食卓を彩る、りんご。ひとかじりすれば、甘酸っぱくて甘い、ジューシーなおいしさが、口いっぱいに広がります。そんな、おいしさを生み出しているのは、ほかならぬ「りんご農家さん」。そんな農家さんの思いや、農業に対する哲学に、耳を傾けてみませんか?
りんごを愛して奮闘する、りんご農家さんのインタビューをお伝えしていきます。
きっと、りんごの見え方や味わいが、昨日とは変わるはず。
今回ご紹介する農家さんは、長野県北部の山ノ内町で「佐伯農園」を運営する佐伯幸彦(さえきゆきひこ)さんです。自分の名前で商売をする個人事業主に憧れて、2018年からりんご農家として農園に立つことを決めました。
「自分の裁量で、いろんなことができる農業がおもしろい」と佐伯さん。
Issue02では佐伯さんの「りんごのブランディング」に迫ります。
佐伯農園の販路は、自身で開拓した直売所や道の駅、農園のホームページにあるオンラインショップです。りんごを購入したお客さんからは、メールやメッセージなどで喜びの声が届いているそうです。また、近隣の道の駅に出していると、電話がかかってくることもあるのだそう。
「毎年買ってくださる個人のお客さんとは、注文の時に電話やメールなどで近況を話しながらコミュニケーションを取っています。存在を身近に感じられて、お互いの信頼関係も少しずつできているように感じますね。
りんご農家は、売ってくれる人や買ってくれる人、手伝ってくれる人がいて成り立つ商売。関わってくれるすべての人に感謝しています。
一方で、関わってくれるすべての方と連絡を取り合うのは難しいと思うので、もっと”佐伯農園”という名前を知ってもらえるように頑張りたいです。お店の方には安心して商品棚に置いてもらいたいですし、個人のお客さんには信頼して手にとってもらえたらと思います。」
山ノ内町は、一流のりんごの産地
さらに佐伯さんが願うのは、山ノ内町の地域全体で獲れたりんごの、おいしさを知ってもらうことです。”山ノ内産”の価値を、もっと高めたいと考えています。
「山ノ内町が一流の産地ということを、個人のお客さんにはあまり知られていないんじゃないですかね。山ノ内町で育ったりんごが”山ノ内産”ではなく、”長野県産”と商品棚に書かれて販売される光景を、何度も見ています。」
山ノ内町は寒暖の差があり、りんごには蜜が入りやすいのが特徴。酸味と甘味のバランスが絶妙です。山ノ内町役場では、各地で行われているイベントへ出向いて、りんごのPR活動や対面販売を行っています。実際に”山ノ内産”のりんごと認識して購入したお客さんは、山ノ内産のりんごのおいしさを知っているようで、それらのイベントでは、りんごを求める長蛇の列ができることも多いのだそう。しかし、一般的には”長野県産”として売られる場合が多いのが現状です。
「”山ノ内産”の魅力は、あまり知られていなくて、”長野県産”と書いた方が売れるのでしょう。それがくやしいんです。もっと山ノ内町で育ったりんごが”山ノ内産”として売られるくらい、おいしいということを知って欲しいです。
山ノ内町の名前が知られるように、少しずつブランディングしていけたらと思います。」
Issue03につづく
▼佐伯さんのりんごは、こちらから購入いただけます🍎
https://store.shopping.yahoo.co.jp/cjnaganofarm/100-1.html